世の中のほとんどの企業がWebサイトを持つ現代において、企業からの情報を発信する手段としてブログを活用するのは当たり前になっています。企業がブログを始めるためのプラットフォームとしては、無料ブログとWordPressという二つの選択肢がありますが、この記事ではWordPressと無料ブログそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
WordPressとは
WordPressは、オープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。HTMLやCSSなどの専門的な知識がなくてもサイト管理や記事の投稿ができるため全世界で人気があり、世の中のWebサイトの4分の1以上がWordPressで作られているというデータもあります。
無料ブログとは
無料ブログは、さまざまな企業がテー教するブログサービスのことで、代表的なものとしては下記のようなものがあります。
- アメーバブログ
- はてなブログ
- livedoor Blog
- FC2ブログ
- note
これらのブログサービスには有料プランが提供されているものもありますが、基本的には無料で利用することができます。
WordPressと無料ブログの違い
- WordPressにはドメインとレンタルサーバーが必要ですが、無料ブログには必要ありません。
- WordPressには広告が入りませんが、無料ブログには広告が入ります。(有料プランで消せる場合あり)
- WordPressは勝手に削除されることはありませんが、無料ブログは運営企業の方針でブログが閉鎖される場合があります。
- WordPressは自由にデザインを変更することができますが、無料ブログはできることに制限があります。
- WordPressはプラグイン等を活用してさまざまな機能を追加できますが、無料ブログは基本的に機能を追加することができません。
WordPressのメリット
- 企業サイト・採用サイト・ブログ・ランディングページなど、どんなタイプのWebサイトでも作ることができます。
- テーマをカスタマイズすることでどんなデザインのWebサイトでも自由に作ることができます。
- 世界中のクリエイターが作ったさまざまなプラグインを活用することでさまざまな機能を搭載することができます。
- 無料ブログのように邪魔な広告が勝手に入ることはありません。
- 記事を投稿して育てたサイト・ブログは自社の資産になります。
WordPressのデメリット
- ドメインを取得したりレンタルサーバーを契約したりする必要があるのでWebに関する知識が必要です。
- WordPress本体やテーマ・プラグインのインストールなど、WordPressに関する知識が必要です。
- サイトをデザインするために、テーマに関する知識やカスタマイズする技術が必要です。
- セキュリティ対策などを自分自身で行う必要があるため相応の知識と手間が必要です。
- WordPress本体やテーマ・プラグインのアップデートなど、保守管理の手間がかかります。
無料ブログのメリット
- 基本的に無料でブログサービスを利用することができます。
- 利用するのにWebに関する知識は必要ありません。
- ブログサービスによりますが、初心者にもわかりやすい管理画面になっています。
- 記事の投稿だけでなく、簡単なデザイン変更(テンプレート)も行うことができます。
- セキュリティ対策や保守管理を行う必要がありません。
無料ブログのデメリット
- 独自ドメインを利用することができないため自社の資産になりません。(有料プランだと利用できる場合もあります)
- デザインを自由にカスタマイズすることができません。
- ブログサービスが提供する範囲の機能しか搭載することができず、機能を自由に追加することができません。
- ほとんどの無料ブログには自社には関係ない邪魔な広告が入ります。
まとめ
WordPressと無料ブログはそれぞれ一長一短がありますが、企業が自社の情報発信として利用するのであれば、無料ブログではなくWordPressを利用することをおすすめします。